看護師として経験を積んだ後、そこからどういう分野に進むべきなのか、キャリアチェンジする時に有利になるおすすめの資格がいくつかあります。自分の進みたい分野にあった資格を把握して、資格取得を目指すとより良いでしょう。

わかりやすいのは認定看護師で、19の看護分野があり、技術や知識だけでなく指導などの役割も担います。看護師免許を取得した後に認定看護の分野を3年以上含む通算5年以上の実務経験を積み、教育機関での教育や審査を経て認定証が交付され、登録されることで認定看護師となれます。認定看護師の資格は、5年毎に更新する必要があります。さらに認定看護師管理者は受験資格も増えますが、地域医療に貢献できることから需要が多いので、多様性がある資格と言えるでしょう。

もう一つは専門看護師で、認定看護師よりも幅広い分野に対応できるほか、地域医療や研究なども行います。13の特定分野に分かれており、看護系の大学院で26単位また36単位取得し、実務経験が通算して5年以上ありそのうち専門看護分野で3年間の実務研修があることが条件です。その後、書類審査と筆記試験を経て専門看護師として登録され、認定看護師と同じ5年毎の更新が求められます。

ほかにも、介護の分野で活躍できるケアマネージャー、精神的なメンタルケアができる産業カウンセラーや臨床心理士など、専門分野で活躍できる資格はキャリアチェンジをするうえでも有利になることがあります。